椿姫
このところ、サブプライムの影響で、日本株も下がりっぱなし。
「万人があきれ果てた値が高下の界なり」という格言がある。
これは誰も予想し得ない、驚き、あきれ果てた値がついた時に天井や大底になるということ。
サププライムを考えなければ、現在はあきれ果てたる値と思うが、それら外部環境を考えると、ごもっともな水準とも言え、まだまだ下がるのかも知れない。もういい加減にしてもらいたい・・・
そんな訳で気分も晴れないので、気分転換に今日は新国立劇場にバレエを観に行った。
<写真出典:新国立劇場HPより>
パンフレットをそのまま引用すると、
~1997年の新国立劇場開場と同時に誕生した新国立劇場バレエ団が10年間の集大成として製作する『椿姫』~を観てきた。全2幕、途中25分の休憩を挟み2時間。
あらすじは・・・パリ社交界の華(高級娼婦との説明もある)マルグリットはその美貌はどんな男も虜にしてしまい、金に糸目をつけない紳士たちが次々と彼女を我がものにしようとしてきたが、心を許すことはなかった。
ある夜会で、若く純粋な詩人アルマンと出会い、真の愛に身を捧げる決心の末、すべてを捨てて二人だけの生活を選んだマルグリットであった。しかしながら、アルマンの父の説得で心ならずもアルマンを裏切りるのだった。
アルマンは再び夜会でマルグリットを見かけ求婚するが、マルグリットの冷たい素振りに怒り、招待客の前で彼女に札束を投げつけ彼女を侮辱する。はたと自分の行き過ぎた行動に気づくアルマンだった。
肺病が悪化して死期が近づくマルグリットのもとを訪れたアルマンとその父は許しを請う。
お互いに抱き合い愛を確かめるが、時は既に遅くアルマンの腕の中でマグリットは息を引き取る・・・という、パリを舞台にした悲恋物語である。
主演のマルグリットを演じるのは牧阿佐美バレエ団所属の田中祐子。きれいな方です。
アルマンを演じるのはカナダ・ナショナル・バレエや英国ロイヤルバレエなどで主役をこなし、現在フリーのロバート・テューズリー。かっこいい人です。
<写真出典:東京のお出かけ情報サイト「レッツエンジョイ東京」>
『椿姫』はヴェルディのオペラで知られているが、今回は芸術監督、振付、演出の牧阿佐美の劇場完全バレエに仕立て上げられている。
音楽もオペラ音楽を使わず、『椿姫』の作者である小説家「デュマ」と同時代のパリを生きたベルリオーズで全曲構成されている。
演奏は、東京東京フィルハーモニー交響楽団。アルマンがマルグリットに許しを請い、マルグリットが許す場面のハープをメインにした物悲しいベルリオーズの楽曲を聞くと、目頭が熱くなってくる。バレエをみて涙を流すなんて人に言えないので、ここは我慢する。
しかし、このような一流のバレエや演劇を1500円で見られる当日専用Z席を設けている新国立劇場は非常に良心的。
ちなみにS席は12600円。但し、Z席は4階の端の方なので双眼鏡は必需品。
今日の客の入り具合は6~7割程度。4階は半分程度。開演間近に、Z席に座っていた隣の赤の他人の二人に『隣空いてますね。5、6席移動しましょか』と関西人らしく声をかけ、断る理由も無いのでしぶしぶ(?)集団で移動してくれる。
端っこの男の人7~8席ほども移動しちゃって、お蔭でより真ん中(D席3150円)には行けましたが、ちょっと目立ったかも知れませんな。
でも第2幕が始まると、かなりの人が違うところに座っている。こんなもんでしょう。どうせ移るなら、早いもん勝ちです。
| 固定リンク
「バレエ鑑賞」カテゴリの記事
- シンデレラ(2008.12.20)
- さいとう美帆さん 第5回スワン新人賞受賞(2009.05.31)
- 白鳥の湖 ふたたび(2009.05.30)
- アラジン(2008.11.15)
- 椿姫(2007.11.11)

コメント
さっそく見せていただきました!
とてもセンスの良い配色や構成で、ビックリです。
それに面白い・・・(笑)。
時々新国立劇場が恋しくなりますし、ちょくちょくチェックさせていただきま~す!
投稿: トミー | 2008年5月15日 (木) 22時22分
トミーさん。
さっそく見ていただいてありがとう !
カテゴリーに『バレエ、演劇・・いろいろ鑑賞』を作れたのは、
新国立劇場の「Z席」を教えてくれたトミーさんのおかげです。
感謝してます !
でも褒めすぎ。図に乗ってしまいます。UPする日はいつも寝不足。
次はプレッシャーで徹夜してしまったりして・・
ひと月に1回、気を張らずにUPできたらと思っています。
投稿: hiro | 2008年5月15日 (木) 23時41分