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2009年8月11日 (火)

那智大滝と熊野古道

 会社勤め33年で55才になると勤務先より長期勤続特別休暇7日間と旅行券をいただける。特別休暇は分割取得が可能なため、結局、取れない普通の有給休暇と変わり映えしないが、旅行券はありがたい。この夏休みに久々の家族旅行で一度も行ったことのない熊野古道を歩くことにした。と言っても熊野古道全体のほんの一部、古道全体地図では距離も表示できない僅か一時間ほどのお恥ずかしいウォーキングであるが・・
 一日目は阪神高速湾岸線、そして阪和自動車を乗り継ぎ、終点南紀田辺ICで降りて国道311号線を本日の宿泊予定である川湯温泉に向かう。古いナビでは高速道路もない山中を80キロで飛ばしていくため、ナビの到着予定時刻はぐんぐん早まって行く。
時間があれば、川湯温泉を行き過ぎ、那智の大滝を見て、熊野那智大社にお参りの旅程である。本当は大杉林の中の大門坂を1時間歩いて那智の大滝へ行きたいところだが、宿の時間もあり、那智大滝の駐車場に直行、午後4時頃に到着。

 那智大滝へは少し坂や階段を下っていく。大滝をしばし観賞し、かなりの上り坂と階段を覚悟して熊野那智大社へ足を運ぶ。三重の塔まで来て、女性陣に相当疲れが・・・。
 那智大社が見える広場で一休み後、お参りは断念し、Uターンすることに。今日は明日の熊野古道ウォーキングに備えて宿屋で休養することにする。

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【荘厳で幻想的な那智の滝】

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【熊野那智大社と三重の塔】

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【熊野那智大社から那智の滝を眺む】

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【旅館 富士屋の前の清らかな川 川底を掘ると湯が出てくるそうな】

Img_005527  二日目は、熊野古道を歩く。古道を歩く人は旅館の車の後をマイカーでついて行き、終着点の熊野本宮館駐車場で車を駐車、旅館の車で伏拝王子(ふしおがみおうじ)まで運んでもらう。運転手さんの話によると、2時間コースの発心門王子からスタートする人が多いという。一瞬予定を変更して、二時間コースをと思ったが、家族四人の初めての山歩きはやはり一時間コースが無難ということに。
 スタート地点で車から降ろしてもらうと道標が。伏拝王子は少し登ったところ。


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 見晴らし台からの周囲の眺めは実にすばらしい。写真は伏拝王子から望む大斎原(熊野本宮大社)・・・ちょうど谷の間の白い部分。ここまで下っていく。約3.3キロ、一時間のウォーキングである。
 また、ここは平成14年のNHKの朝ドラ
『ほんまもん(※)』のロケ地でもあり、実在の民家に古い木の板を張り付け、その時代らしさを表現したという。
 
(※) 和歌山県東牟婁郡本宮町(現在の田辺市)を舞台に、熊野・那智の山に抱かれて育った主人公・山中木葉(池脇千鶴)が、料理人の道を目指し奮闘する姿を描く。

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【主人公・山中木葉の生家 今も住民が生活している】


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【ドラマでの生家 全国ロケ地ガイドより】

 そろそろ熊野古道を歩いて行こうとしたところ、なんとその実在の民家の主人がこちらに向かってくる。どこかで見たことのあるおじさんだ。手にはウラジロの葉っぱを持っておられる。この映像はやはりどこかで見た覚えがある。そう、つい先日、NHK関西特集で三倉茉奈、三倉佳奈の『世界遺産 熊野古道を歩きませんか?』で二人にウラジロ飛ばしを教えていたあのおじさん(松本さん)であった。二人に教えていた通りのことを私たち家族に教えてくれるのだ。

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【まず松本さんがウラジロ飛ばしの見本を、そして我が娘の番】

 ウラジロ飛ばしの後は、生家、井戸、セットのお墓(ホントのお墓の隣に並んでいる)を案内していただき、高台に上って北の大辺路(高野山)、中辺路、小辺路、伊勢路などを説明してくれる。あのテレビのおじさんの楽しいお話を家族4人で聞け、おまけに記念写真まで撮っていただけるとは、来た甲斐があったというものだ。

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【セットとして使われたお墓のある高台へ案内され、最後は松本さんのマイ古道を抜けて熊野古道へ】

 さて、松本さんとお別れし、熊野古道を一時間かけて、終着の熊野本宮大社にいざ向かわん。


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【松本さん古道から熊野古道に入ると石碑が】

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【下り道が続く熊野古道】

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【道路をまたぐ橋を渡って】 

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【九鬼ヶ口関所をくぐると上り坂に】

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【右手は深い杉林】

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【鳥居をくぐると熊野本宮大社へ】 

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【本殿と間違え最初に撮った拝殿と撮影禁止の上四社(
Don PanchoさんのHPより)】

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Img_014027 【和歌山県世界遺産センターで熊野古道の歴史を学習】 

 両側を杉林に囲まれ、時に山肌を削って造られた参詣道のウォーキング。1時間強、上り2割下り8割の僅か3.3キロの道のりであったが、初めて歩く熊野古道としては、疲労困憊することもなく、家族全員が楽しめたようだ。又機会があれば、挑戦しても良いな、という心地よい後味を残しつつ、熊野古道と別れを告げた。

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