東京国立博物館と上野公園
ひょんなことから、尾形光琳生誕350周年記念の「大琳派展(ダイリンパテン)<継承と変奏>」の招待券をいただいた。
絵画とは無縁の人生を過ごしてきたが、チケットを無駄にするのも申し訳なく、三連休の中日の本日、会場である上野の東京国立博物館へ。
新宿駅から約20分強で上野駅に到着したのは午後1時半。上野公園に入り、前方の上野動物園に向かって歩き、途中で右手へ曲がる。
左手に噴水を見ながら進むと道路を隔てて、東京国立博物館に到着。「大琳派展」は左手の平成館で開催されている。
10月24日に10万人の入場を達成しただけあって、入場には10分の待ち行列が出来ていた。
「大琳派展」とは江戸時代の6人の芸術家、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一、鈴木其一の琳派芸術の展望がテーマとのこと。
圧巻はやはり4つの「風神雷神の屏風」だった。まず、宗達の絵、そして宗達の絵に構図を微妙に調整した光琳の絵、そして抱一、其一の絵が続く。
この四人の「風神雷神図屏風」が一度に会したのは今回が初めてだという。
もう一つ印象に残った屏風絵は、光琳の画いた波がお化けのように襲いかかる「波図屏風」と、その絵に触発された抱一がさらにダイナミックに画いた「波図屏風」。
この二つの「波濤図」の対比もすばらしかった。
それぞれの画家が師として従事したり、また慕い、発展させ、「琳派」の芸術が大成したという。
そのほか、「唐獅子図」「白象図」など有名そうな光琳の屏風絵、「空蝉」など源氏物語の数々の繊細な「源氏物語図」などを観て、「大琳派展」を後にする。
出口から出ようと思ったが、出口左手に特別協賛のキャノンの「綴プロジェクト」コーナーが・・・・。
光琳の「八橋図屏風」の複製が展示してあり、ハイビジョン映像で「綴プロジェクト」の解説をしている。どうやらキャノンの映像技術で、貴重な文化財をデータ保存するとともに、複製品を完成させ、後世に継承する活動のようだ。10分程度の解説であったが、複製品は映像技術だけでなく、何度もの色調調整、伝統工芸士の金箔打ちなど手間と時間をかけて複製する。3年間かけて、屏風・襖絵・掛け軸・絵巻物など15作品以上の文化財の複製を計画しているとのこと。
さて、「綴プロジェクト」コーナーを後にして、本日無料開放している本館裏の庭園へ行くべく平成館館内を東へ進んでいくと、縄文・弥生時代の土器、埴輪、銅鐸などの無料の展示場が・・・。せっかくなので見学していく。こちらも見応えある。本館ともつながっており、ここでは仏像などの無料展示。
そしてやっと本館出口を出たのは3時半。本館裏側の庭園を一回り。五重塔、転合庵、池など写真に収める。
もう4時になろうとしている。東京国立博物館を出る。せっかくだから、上野公園を一回りし、当初の予定通り、弁財天、不忍池、西郷さんを写真に収め、上野公園を後にすることとした。
【参考】
以下に『大琳派展』のリンクを張っていますが、最初のイントロダクションの効果音付き映像は必見です。イントロ画像が動かない場合は雷神の横の「継承」を一度クリックすると、約5、6分の素敵な効果音と映像が楽しめます。
大琳派展
http://www.rinpa2008.jp/
綴りプロジェクト
http://tsuzuri.kyo-bunka.or.jp/tsuzuri/top/index.html
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